「「幸運な1パーセントとして生まれた人間には、残りの99パーセントの人間のことを考える義務があります」 バフェットは、たとえばアメリカにおける税制の不公正を正すべきだと新聞にみずからの考えを発表している。自分の税率は、三〇年前、はるかに所得が少なかった時代に比べ、今は半分以下であり、こうした金持ち優遇税制はすぐに正すべきだと主張している。「金持ちはもっと高い税率を課せられるべきなんです」という、いわゆる「バフェット・ルール」は、バフェット自身の嘘偽りのない主張だと言える。 築き上げた富を幸運な一パーセントのためではなく、世界中の貧しい人々のために使うことで、バフェットは自分の責務を果たそうとしている。」
—『ウォーレン・バフェット 成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉 (PHPビジネス新書)』桑原晃弥著
1パーセントとして生まれなくても、多くの人のために生きることができていれば、納得した人生が送れる。
