光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのとおなじに、人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ。ちょうど虹の七色が目の見えない人にはないもおなじで、鳥の声が耳の聞こえない人にはないもおなじなようにね。でもかなしいことに、心臓はちゃんと生きて鼓動しているのに、なにも感じとれない心をもった人がいるのだ。
ミヒャエル・エンデ(ドイツの児童文学作家)
『モモ (岩波少年文庫)』ミヒャエル・エンデ, 大島 かおり著
時の流れ、大切さを感じて生活する。そのために、常に今自分が何を何のために行なっているのか、考える習慣を持つ。
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